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先日ラジオで
得意なことをやってあげる
かわりに
得意なことをやってもらう。
というカナダのシステムが
パリでも試されることになった
という話をしていました。
我々は 物々交換が大好きです。
物々交換によって我が家にやってきたもの数知れず、、、。
今回も 靴の修理のお返しが 北の大地から届いた。
この冬から 秋田より札幌に拠点をうつした石田珈琲店から。
お金のやりとりがなくても、心がゆたかになることが成立する世の中は
とてもいいとおもいます。
石田珈琲店、喫茶もはじまりましたので、お近くの方は 雪をかきわけぜひです〜。
おいしい珈琲のみならず、パンやお菓子も絶品でっす。
http://www.ishidacoffeeten.com/
昨年の個展後から
震災・人災後のみんなの考えや意見を
ききたくて、わりといろんな人に
会ったりしていました。
年末は HARCOさんとQuinkaさんが
主催する きこえるシンポジウムで
ふんばろう東日本支援プロジェクトと
NPOカタリバの方がゲストでお話をききました。
いろいろ不条理なこともあるけれど、とても勢力的に
活動されているそのかたたちのパワーはなんというか すごくて、
体からパワーが溢れ出していました。
いろんな人のいろんな話をきいて、やや消化不慮ぎみだった 年末年始。
今もまだだけど、、、。
そして、今年は子供のことを考えて、放射能の被害が少ない土地に移住することを
決断した友達が何人かいます。
その決断は正しと思うし、賛同するし、絶対そうした方がいいと思う。
けれど、みんながばらばらな土地へ移動していくことは、やはり寂しいものです。
自分たちには何ができるのかな〜 それは ずーっと考え続けていることですが
やっぱりいまは作ることしか浮かばない。被災地では まだまだ義援金が不足している
ということも知ったので、今年もブローチ募金をこつこつと続けていくことにします。
昨年5月以降はイベントや個展だけでやっていましたが、今年は昨年4月のときみたいに
ホームページで受け付けられるようにします。詳しくはまた 報告しますので
どうぞよろしくおねがいします。
昨晩のNHKの番組でも 海の汚染被害がわかりやすく伝えられました。
東京湾の汚染が深刻になるのは 2年2ヶ月後。。。
震災後の復興と人災後の被害というのは まったく別のことで
でもそれが同じ土地(人災被害だけのところもたくさんあるけれど)でおこっている
という事実に胸が痛くなる毎日です。
手づくり靴屋UZURA としては
今年は今まで以上に靴と足とじっくり向き合って、こつこつと作っていきたいです。
もちろん個展はおもいっきりたのしんでやりたいと思うし、
引き続き ばかばかしいことも積極的に取り組んで行きたいと思います。
みなさま、今年もどうぞよろしくおねがいします! ぴ!!(うずらが元気に鳴いているイメージ)
絵:おさむ氏・・・最近クレヨンで描くことを好んでいるようです。

個展では
うれしいことが
毎日のようにおこるのですが
そのひとつを書いてみようとおもいます。
作る過程で綿を入れこんで
ふわふわっとさせる靴が好きで、
個展やイベントの度にわりと作っています。
自分では履いたりするのだけど
それは みて わらってもらったり
たのしくなってもらえたらいいな
ということで作っているので
履いたときにひっかかるかも とか そういうことは 二の次で
作りたいように作っちゃってます。
昨年、パレードというテーマでつくってみたサボ。
これはやりすぎかね〜と思いつつも、やってしまった。
それを覚えていてくれたお客様が個展にきてくれて、それを買いたい!と!!
つくって自分でわらって、それでけっこう満足して、なので、買いたい なんて言ってもらえることは予想してなかったのですが
いざそういっていただけると うれしいものです。
ほんと 日に日にうれしさが込み上げてきています。
歩きながら ぽろんぽろんふるえるたまっころたちを 犬にかまれたりしませんように。。。
そんなことを思いながら、履いてくれている所を想像してにんまりします。
うくくく、、、。

期間中は喫茶もありまして
メニューのひとつに
ウズスポDだしました。→
試してみたい人には
「まず ウズスポDを飲んでから
珈琲やお茶で口直ししてね〜」
と補足説明をして、、、。
頼んでくれた人々、ありがとう。
おさむレシピに忠実に作って出してくれた 波多野さん、石田珈琲店さとみさん
ありがとう。

そして、ふたりのユニフォームは
ジャージでして、(わたしは上下は断固拒否!上だけ。)
それなら 缶バッジでもつけたらかわいいかも〜と急遽缶バッチ作成! 急なお願いすんません。dropさん、ありがとね。
鳥が一番人気でした。ぴ。
そしてそして〜、
我らのカズ、世界のカズ にサインをねだってしまいました。
スポーツ用品店には 有名人のサインがよく飾ってあるから。
こころよく書いてくれた二象舎のかずさん、ありがとです。
今は工房の入口上に飾っています。
そんなわけで、いろんなかたにサイドもがっちり固めていただいた
ウズラヤマスポーツだったわけです。
自分たちもおおいに楽しんでしまった今回の個展でしたが、
来てくれたお客様も 楽しんでくれていたらいいな〜と思います。
=NEWS=
ただ今 ほぼ日で、二象舎を10日間密着した企画が進行中です!
わくわくしますね〜。作業が ユーストリームでみられるらしいです!
なんだか 覗き見みたいな感じで、ちょっとドキドキでもわくわく。
こちらです〜。→http://www.1101.com/live/automata/2011-12-09.html
うちのでこいちゃん(うずらの卵バージョン!)は
9月22日のうずら日誌でみられまーす。
ウズラヤマスポーツではスニーカー風の靴を作りました。
今回は個展が終わる前に写真を撮ったので(いつもはうっかり忘れているのです、、、)紹介してみま〜す。






・いちばん上の写真・
「SHIMURA」
スウェットと古布と革の靴。
模様としてグリグリっと古糸で●を
作ったら、たかはしくんが
「へんなおじさんのほくろみたい」
って言ったので
デザイン名はこぅなりました。
クーネルで紹介していただいた
スウェットの靴にたくさんメッセージを
いただいており、なんとかお応えしたく
今回mourラインとして作ってみました。
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・2番目の写真・
「畑」
全部革です。紐を通す所の補強も
いっこいっこ小さい革を縫い付けてます。
こだわりっす。
今回一番人気でした。
今後も色違い作ってみようと思います。
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・3番目の写真・
「しょーゆ布のスニーカー」
しょーゆ作りで使った古布と革の靴。
隠れテーマは 大好きな映画である
「9〜9番目の奇妙な人形〜」。
繕ったようなステッチをそこかしこに
施してあります。
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・4番目の写真・
「DASAKAWA」
ワッフルの古着ロンTを再利用。
リブの部分をつま先にして、まわりは革。
ださいとかわいいが入り交じった雰囲気を
だしたいな〜とおもって作りました。
色合いのせいか、作りながらビタミン補給
しているような気分になりました。
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・5番目の写真・
「DASAKAWAミドル」
スウェットの古着を使いました。
やっぱりつま先にリブを。
足首のびみょ〜な位置にトップが
くるようにしてみました。
なんか 気になるな〜という感じに
したかった。
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・一番下の写真・
「ドライビングカンフー」
ドライビングシューズとカンフーシューズの間の子みたいなのを目指しました。すんごい軽いのが特徴。
このデザインは今後もいろんな色で展開していきたいな〜と思っています。
毎度のことですが
注文がはいらないかもしれない
とか
みんなみにきてくれないかもしれない
とか
わりとネガティブにドキドキしながら
初日を迎えるのですが、
たくさんの方がみに履きにきてくれました。
本当にありがたいです。
今年はいろんなことがあったから
自分たちの心の中もいろいろな変化があって、
靴との向き合い方も変わったような気がしています。
そうやって靴を作ることは、とても楽しいことだったし、
こういうことなんだ ってわかったこともあって、
ますます靴を作りたくなりました。
個展でみなさんが言ってくれた感想で ますます気持ちが強くなりました。
なんだか抽象的な書き方だけど、これからも 靴作り、ふたりで精進していきます。
今後とも 手づくり靴屋UZURAを 楽しんで、見守って、叱咤激励していただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
会場へ足を運んでくれたみなさまに、
今回DMの絵を描いてくれた 得地直美さん、DMのデザインと缶バッジを手伝ってくれたおなじみ drop aroundのふたり、いやさんにんに、
札幌に引っ越したばかりなのに応援してくれた石田珈琲店のふたりに、装飾用にとサインを書いてくれた我らのカズ、二象舎さんに、
そして、直前のことだったのに快く会場を使わせてくれたtrayの波多野さんに、
友達と家族に、
心から感謝です。
みんな、ありがと〜〜〜〜〜〜(涙)
キッチン、とくちゃん、すがちゃん、もりかげさん、打ち上げありがと〜。